税理士試験の予備校はどこがいい?大原・TAC・スタディングを受験生目線で比較【2027年目標】

税理士試験

※本記事にはアフィリエイト広告(PR)を含みます。

はじめに|受験生仲間として、予備校選びの情報をまとめました

今年(2026年)の税理士試験は8月4日(火)~6日(木)の日程。受験された方、本当におつかれさまでした。

なお、令和8年熊本地震の影響で、熊本県会場(グランメッセ熊本)の試験は延期となりました。国税審議会が7月29日に決定したもので、対象の受験予定者(約1,000名)には10月下旬以降に再試験が実施される予定です。詳細は国税庁のホームページで案内されます。被災された方には心よりお見舞い申し上げます。

該当される方は、この記事の「9月開講に間に合わせよう」という前提がそのまま当てはまりません。後述する割引にも9月上旬が締切のものがありますが、被災された方や熊本校については期限の延長や救済措置が設けられる可能性もあります。気になる方は、予備校に直接確認してみてください。

さて。税理士試験は、本試験が終わった直後から次の一年が動き出します。大原もTACも9月開講のコースが本命なので、合格発表(11月末)を待っていると、スタート地点で少し出遅れることになります。

私は簿記論・財務諸表論・消費税法に合格していますが、まだ5科目そろっていない受験生です。えらそうなことを言える立場ではないので、この記事は「先輩から後輩へ」ではなく、同じ受験生として、自分が調べたこと・実際に使ってみた感想を共有するつもりで書いています。

予備校については、大原とTACの両方を使った経験があります。内訳としては、簿記論と財務諸表論は独学で、直前期だけTACの答練・模試をメインに使いました。消費税法は大原のWeb通信です。ただ、大原を受講していたのは3年以上前なので、「今も同じことが言えるのか?」が自分でも気になり、今回は2026年8月時点の最新情報(受講料・給付金・コース体系・口コミ)を調べ直したうえで書いています。

先に立場をはっきりさせておくと、この記事は大原のアフィリエイトリンクを掲載しています。そのうえで正直に書きますが、TACも本当に素晴らしい予備校です。特に答練・模試の解説の丁寧さは、私はTACのほうが上だと思っています。「大原が全面的に勝っている」という記事ではありませんので、そこは差し引かずに読んでいただければと思います。

💡 TACとの比較そのものについては、以前こちらに書いています。
👉 税理士試験はTACと大原どちらにすべきか


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1. 予備校を選ぶときに見ていたポイント3つ

比べ始めると項目が多すぎて混乱するのですが、私が最終的に見ていたのはこの3つでした。

ポイント①:理論の「覚え方」が自分に合うか

税法科目は、理論暗記が本当にしんどいです。計算は勉強量がわりと素直に反映されますが、理論は「覚え方が分からない」まま突入すると、時間だけ溶けていきます。

ここで誤解されがちなのですが、重要度のランク付けは大原の独自機能ではありません。TACの理論マスターにも、理論問題ごとにA・B・Cのランクが振られていますし、さらに理論の中の項目単位でも◎○△で重要度が示されています。粒度でいえばTACのほうが細かいくらいです。

じゃあ何が違うのかというと、理論の文章そのものの作りだと私は感じました。大原の理論教材は、条文をそのまま持ってくるというより、最初から「口に出して覚える」ことを想定した形に整理されている印象があります。私はこれが合っていました。逆に「条文の構造に忠実に理解したい」という人は、TACのほうがしっくりくるはずです。

どちらが優れているという話ではなく、完全に相性です。両校とも体験講義やサンプル教材を無料で公開しているので、理論教材の現物を数ページ見比べるのが、いちばん確実だと思います。

私自身の理論暗記のやり方は別記事にまとめています。
👉 理論暗記について

ポイント②:答練・模試の母集団の大きさ

税理士試験は上位10~15%に入る競争試験なので、自分の点数より「同じ問題を解いた人の中で何番か」のほうが大事になります。

母集団が小さい模試で上位1割に入っても、本試験の上位1割とは限りません。大原とTACだけで官報合格者の約77%を占めている(後述)ということは、裏を返せば「この2校の模試の順位が、かなり本試験の順位に近い」ということでもあります。ここは価格では代替しにくい部分だと思っています。

ポイント③:続けられる仕組みがあるか

税理士試験は、多くの人が数年かかります。途中で止まらないことが、たぶん一番効く戦略です。

  • 分からないところを放置しない仕組み(質問対応)
  • サボりにくい仕組み(提出物・答練の日程・自習室)
  • 止まっても戻れる仕組み(Web視聴・欠席フォロー)
  • お金が続く仕組み(教育訓練給付金・割引)

私は簿記論と財務諸表論を独学で進めたのですが、分からない箇所で数日止まるのが本当にもったいなかったです。逆に言えば、そこを自力で越えられる人なら独学でも戦えるということでもあります。ここに価値を感じるかどうかで、予備校にかけるべき金額はかなり変わってくると思います。


2. 大原・TAC・スタディング 比較表【2026年8月時点】

※金額はすべて税込・一般価格。2027年受験(合格)目標の代表的なコースで比較しています。キャンペーンや割引で変動するので、最終確認は公式サイトでお願いします。

比較項目資格の大原TACスタディング
官報合格者数(2025年度・第75回)256名/占有率48.5%148名/占有率28.1%非公表(累計合格者2,019名・科目合格含む)
簿財2科目の受講料簿財初学者一発合格パックWeb通信 398,000円1年簿財パック 410,000円(1科目205,000円)簿財2科目 59,800円(ミニマム)/74,800円(アドバンス)/99,800円(フル)
税法1科目の受講料(Web通信)法人・所得・相続 各256,000円/消費・国徴・固定・事業・住民 各157,000円3年本科生なら1科目164,000円換算(一括820,000円)科目により5万円台~(単科パック)
入学金6,000円(初回のみ・免除キャンペーンあり)なしなし
教材紙のテキスト・問題集が標準。2色刷りで書き込み前提紙のテキスト・問題集が標準。情報量が多いWebテキストが標準。冊子は別売オプション(テキスト23,800円+問題23,800円等)
理論教材理論テキスト。重要度ランクあり理論マスター+理論ドクター。ランクA/B/C+項目別◎○△理論暗記ツール(アプリ)
質問対応回数はコースにより異なる(質問手段もコースによる)可(メール・校舎等)チケット制(アドバンス10枚/フル30枚、ミニマムは別売10枚10,000円)
自習室通信生も校舎を利用可(利用方法は校舎により異なる)通信生も全国の校舎を利用可(本科生・パック生等に限る)なし
答練・模試実力判定・直前対策・全国統一公開模擬試験。通信生も教室振替可実力完成答練+全国公開模試(全国31会場)。解説の丁寧さに定評直前対策講座(過去問3回+オリジナル答練6回/科目)※ミニマムは別売
時短講義時間の達人シリーズ(3時間→60分/1チャプター10分以内)動画講義(1.5倍速・2倍速)
ライブ配信オハライブ(オンライン校・Webライブ/簿・財・消で開講)
教育訓練給付金一般教育訓練(20%・上限10万円)対象コース多数一般教育訓練対象(簿財は8・9月入学「基礎マスター+上級」で同一メディア必須コースにより対象/対象外あり。要確認
独自特典複数科目セット10%OFF、継続割引5%、大原受講生割引3%1科目無料再受講制度、合格祝賀金最大10万円、本科生延長割引20%合格お祝い金1科目10,000円、AI学習プラン/AI実力スコア

表から読み取れること

①「実績」で見ると、大原とTACの2強

2025年度(第75回)の官報合格者は全国で527名。うち大原生が256名(48.5%)、TAC生が148名(28.1%)で、2校で約77%です。大原の実績は「模試だけ受けた人」「出版教材だけ買った人」を含まず、必要科目の過半数を受講した正規受講生だけで算定されているので、数字としての信頼性は高いと思います。

ただし、占有率の差がそのまま合格しやすさの差だとは思っていません。受講者数の母数が違うので、単純比較はできない数字です。

②TACの1科目無料再受講制度は、地味にすごい

複数年かかる前提で考えると、これはかなり大きい特典です。大原には同等の制度がないので、「1年で受かる自信はまだない」という人にはTACのほうが安心感があるかもしれません。ここは正直にお伝えしておきます。

③スタディングは、別ジャンルの商品として見るのが良さそう

簿財2科目59,800円~は大原の約6分の1ですが、これは企業努力というより校舎・自習室・常勤講師を持たないビジネスモデルの違いです。「どっちがコスパがいいか」より、「自分に管理してくれる人が必要かどうか」で考えるほうが、判断を間違えにくいと思います。

紙のテキストが別売(テキスト+問題冊子で47,600円)なので、冊子を全部つけると10万円を超えます。そこまでいくと価格差の意味合いも変わってくるので、見積もりは冊子込みで比べたほうが良さそうです。


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3. 大原を使ってみた感想|良かった点・気になった点・向いていそうな人

私が大原で受講したのは消費税法です。その範囲での実感と、最新の口コミを突き合わせて整理しました。

◎ 良かった点

1. 理論教材が「声に出して覚える」前提で作られている

繰り返しになりますが、これは優劣ではなく相性です。私は大原の理論教材の言い回しが口になじみやすく、暗記のとっかかりを掴みやすかったです。2色刷りで余白が多く、講義の指示を書き込んで自分用に育てていける点も好きでした。

2. 質問すると、動画で見ている講師が電話口に出ることがある

通信生の口コミでもよく見かけますが、私も似た経験があります。こんなこと聞いていいのかなという遠慮をしなくても大丈夫です。質問回数の制限は使い切ることは意外とないのでは?と思います。

3. 通信生でも全国の自習室が使える

通信生でも校舎の自習室を使えます。予約が必要かどうかは校舎によって違い、私が使っていたところは予約なしで入れました(今はMobile-O-haraで予約しないといけないかもしれませんが、簡単に予約できます)。ただ、これはTACも同じく通信生が使えるので、両校共通の強みです。家で集中できないタイプの方には、けっこう効くと思います。

4. 遅れたときに戻る導線が多い

Web視聴、教室振替、映像通学との組み合わせなど、「今週サボってしまった」から復帰する手段が多いです。長期戦だと、ここが効いてきます。

△ 気になった点

1. やっぱり高い

簿財パックで398,000円。ここは擁護のしようがありません。ただ、給付金と割引を組み合わせるとかなり変わるので、定価だけ見て諦めるのはもったいないと思います(後述)。

2. 教材が多く、全部やろうとすると崩れる

「網羅性が高い」の裏返しです。私も一度、全部を完璧にやろうとして計画が破綻しかけました。ランクを信じて割り切る作業が必要になるので、「与えられた課題は全部やらないと不安」というタイプの方は、むしろしんどいかもしれません

3. 答練・模試の解説は、TACのほうが丁寧だと感じた

これは大原推しの記事としては書きにくいのですが、実感なので正直に書きます。問題の作り込みは両校とも本当にすごいのですが、解説の厚みと丁寧さはTACに軍配が上がると私は思っています。この点は過去記事にも書きました。

👉 税理士試験はTACと大原どちらにすべきか

4. アプリ・Web環境は、スタディングほど快適ではない

講義動画のダウンロードはできますが、一括ダウンロードができない、視聴期限が短い、倍速の切り替えが直感的でない、といった声は根強くあります。スマホでサクサク進めたい人には、スタディングのほうが快適なはずです。

🎯 向いていそうな人/他を検討したほうがよさそうな人

✅ 大原が合いそうな人・理論を「口に出して覚える」タイプの人
・質問できないと止まってしまう人
・家で集中できず、自習室を使いたい人
・雇用保険に入っていて、教育訓練給付金が使える人
✅ TACのほうが合いそうな人・条文の構造から理解したい人
・答練の解説をじっくり読み込みたい人
・複数年前提で、1科目無料再受講制度を活かしたい人
✅ スタディングが合いそうな人・初期費用を10万円以下に抑えたい人
・スマホ完結で進めたい人
・自己管理に自信がある人

4. 教材の使い方別・私なりのおすすめ

大原の教材は、役割を分けて使うと回しやすくなりました。あくまで私のやり方なので、合いそうなところだけ拾ってもらえればと思います。

① 理論テキスト|切り離して持ち歩けました

役割:知識の母艦であり、持ち出し用の教材でもある

大原のテキストの地味に大きな特徴が、好きなページで切り離せることです。26穴が空いているので、必要な範囲だけ抜き出して持ち歩けます。「分厚くて重いから家に置きっぱなし」にしなくていいのは、思っていた以上にありがたかったです。

ただ、26穴に対応したバインダーが別途必要になります。切り離したまま裸で持ち歩くとバラバラになるので、受講を決めたら早めに用意しておくと安心です。

なお、これは私が受講していた頃のテキストの話です。いま大原の書店でもB5サイズ(26穴)のオリジナルバインダー(2,420円)が販売されているので、大きくは変わっていないと思うのですが、教材の仕様は変更されている可能性もあります。大原はYouTubeの税理士チャンネルで見本教材を公開しているので、気になる方はそちらで現物を確認してみてください。大原公式のオリジナルバインダーもあります。

デジタル教材もあるので、普段の持ち運びはデジタルでも十分だと思います。ただ私の場合、直前期は結局、切り離さずにテキストごと持ち歩いていました。この時期はどの論点が出てもおかしくないので、「どこを抜き出すか」を判断するほうが面倒になってくるんですよね。

使い方としては、講義で指示されたランクを書き込んで、自分用の辞書に育てていくイメージです。

  • 頭から丸暗記しようとせず、「問題を間違えたときに戻る場所」として使う
  • 重要度の高い理論は、声に出して回す(黙読だけだと、私は本試験で書けませんでした)
  • 直前期は「今日はこの理論を5個回す」のようにタスク化する

② 計算問題集(トレーニング)|2周目からストップウォッチ

役割:処理速度を上げる訓練

計算は「知っているか」より「速く正確に処理できるか」の勝負だと感じています。

  • 1周目はテキストと往復しながらでOK
  • 2周目以降はストップウォッチを使う。目標解答時間を超えたら「解けた」に入れない
  • 間違えた問題・時間オーバーした問題にチェックを付け、直前期はチェック付きだけを高速で回す
  • 私は3~5周を目安にしていましたが、科目と残り時間次第だと思います

③ 要点チェックノート|いちばん身軽な選択肢

役割:スキマ時間用

テキストを切り離して持ち歩けるとはいえ、これがいちばん軽いです。通勤電車や昼休みは、キーワードから中身を思い出す訓練に使っていました。

  • 外で思い出せなかった箇所に印を付け、帰宅後に理論テキストで確認
  • 直前期は模試で間違えたポイントを余白に書き込み、当日会場に持ち込む1冊にする

④ 答練・模試|両校を併用するのがベストだと思っています

ここが、この記事でいちばんお伝えしたい部分かもしれません。

直前期については、メインの予備校ひとつに絞る必要はないと思っています。

私自身、簿記論と財務諸表論は通年のカリキュラムを取らずに独学で進めて、直前期だけTACの答練・模試をメインに据える形で合格しました。つまり、「通年は独学(または安価な講座)、アウトプットだけ大手予備校」という組み方も選択肢としてあります。

消費税法では逆に、通年は大原で、もう一方の学校の答練や模試をメルカリで入手したり、直前期のオプション講義だけ単発で受講したりもしていました。

  • 問題の作り込みは大原・TACとも素晴らしい
  • 解説の丁寧さはTACが厚い
  • 母集団はどちらも大きく、順位の信頼性が高い

つまり、どちらか一方に決めなければならないのは通年カリキュラムの話であって、直前期の教材は「いいとこ取り」ができます。費用も、単科・オプション・中古であればかなり抑えられます。このあたりは過去記事にも書いているので、よければあわせてどうぞ。

👉 【消費税法】令和6年度税理士試験 感想・考察【大原】

答練の復習は、返却されたら「知らなかった」「知っていたが解けなかった」「ケアレスミス」の3つに仕分けると、次にやることが決まりやすいです。順位・偏差値は記録しておくと、直前期の判断材料になります。

⑤ 講義スタイル|働きながらなら「時間の達人」が合いそう

大原は講義スタイルを選べます。

スタイル1講義の長さ合いそうな人
教室講義スタイル約3時間時間が確保できる人、じっくり聞きたい人
時間の達人シリーズ約60分(1チャプター10分以内)働きながらの人、スキマ時間で回したい人
オハライブ(オンライン校)Webライブ通信の孤独がつらい人、強制力がほしい人

「時間の達人」は、学習項目を削らずに3時間の講義を60分に圧縮したものです。板書を書き写す時間や、講師が黒板に書いている沈黙の時間を省いているだけなので、内容が削られているわけではありません。

平日夜に3時間しか取れないとき、教室講義スタイルだと講義だけで終わってしまいますが、時間の達人なら講義1時間+演習2時間にできます。私はこの配分のほうが定着した実感がありました。

今なら、教室講義スタイルを選んだ場合でも「時間の達人Webフォロー」を9,800円で追加できます(2026年9月30日まで。10月1日からは30,000円)。

▶ 大原「時間の達人シリーズ」の講義サンプルを見る

⑥ 独学のときに使っていた市販教材

簿記論・財務諸表論を独学で進めたときに使っていたのは、TAC出版の「みんなが欲しかった!税理士」シリーズ(教科書&問題集)です。消費税法にも同じシリーズがあります。

このシリーズの良いところは、教科書と問題集が1冊にまとまっていて、教科書から問題集へのリンクが貼ってあることです。独学だと「インプットしたのに演習に移れないまま次の論点に進んでしまう」のが起こりがちなのですが、その事故が起きにくい作りになっています。24年度版からは教科書と問題集を取り外せるようになったので、持ち運びもしやすいです。

つまずきやすい論点に「ひとことコメント」や会話形式の解説が入っているのも、質問できる相手がいない独学者にはかなり効きました。学習ナビゲーションで各章の所要時間の目安が示されているので、ペース配分も立てやすいです(教科書を1日10ページで、約4か月で一巡する想定とのこと)。

冊数はそれなりにあります(簿記論4冊・財務諸表論5冊構成)。セットでも購入できますが、まず1冊目だけ買って相性を見るのがおすすめです。合わなかったときの損失が小さくて済みます。

なお、2027年度版が順次出ています。税法科目は改正が反映されるので、必ず受験年度に対応した版を選んでください。ここだけは中古で古い版を買うと事故ります。


5. 3年ぶりに調べて、変わっていた点

私が受講していた頃と変わっている部分をまとめておきます。昔のイメージのままの方(私もそうでした)は、確認しておくと良さそうです。

① 「オハライブ」というライブ配信コースができた

Webライブで、講師や他の受講生とリアルタイムに受講できるスタイル。簿記論・財務諸表論・消費税法で開講しています。「通信は孤独で続かない」という弱点への回答という位置づけだと思います。8月29日(土)には無料の体験講義(要予約)も予定されています。

② 「時間の達人」の対象科目が広がった

簿記論・財務諸表論・消費税法に加え、法人税法・相続税法・国税徴収法にも展開されています。時間の達人シリーズ単体でも教育訓練給付金の対象です。

③ 簿記論・財務諸表論の受験資格が撤廃された

これは制度の話ですが、会計科目は誰でも受験できるようになりました。大原も「税理士入門」を用意して、簿記未経験からの導線を整えています。

④ 教育訓練給付制度が拡充された

2024年10月から、専門実践は最大80%、特定一般は最大50%に引き上げられました。ただし大原の税理士講座(通信)は「一般教育訓練=20%・上限10万円」が対象です。「税理士講座で70%戻る」といった情報を見かけることがありますが、それは他資格・他コースの話なのでご注意ください。


6. お金の話|実質いくらになるか

① 教育訓練給付金(一般教育訓練・20%/上限10万円)

コース(2027年受験対策・Web通信)受講料給付金(20%)実質負担
簿記・財表 初学者一発合格パック398,000円79,600円318,400円
簿記論 初学者一発合格コース232,000円46,400円185,600円
財務諸表論 初学者一発合格コース232,000円46,400円185,600円
法人税法/所得税法/相続税法各256,000円各51,200円各204,800円
消費税法/国税徴収法/固定/事業/住民各157,000円各31,400円各125,600円
時間の達人シリーズ 簿記論/財務諸表論232,000円46,400円185,600円

※大原のPDFには、2026年10月1日以降に厚生労働省の指定基準見直し等で指定講座が変更される可能性がある旨の注記があります。10月以降に申し込む方は最新版のPDFを確認してください。

注意点

  • 給付金対象の申込期限があります(9月開講コースは12月10日)
  • 修了要件(添削課題の提出率・修了試験60%以上など)を満たさないと支給されません
  • 支給申請は修了日の翌日から1か月以内
  • 原則3年に1回なので、安い単科より高額なパックに充てるほうが戻りは大きくなります

対象コースは、大原の教育訓練給付制度のページにある「指定対象講座一覧」から確認できます。通信講座と教室通学(札幌/首都圏/関西圏/九州圏)でPDFが分かれているので、まず受講形態を決めてから、対応するPDFを開くのが早いです。申し込む前に、自分が受けるコースが指定対象かどうかと申込期限を必ず確認してください。

もうひとつ見落としやすいのが、キャンペーンや特典を使うと、その割引額が教育訓練経費から差し引かれるという点です。大原も公式に注意喚起しています。ただ、給付金の戻りが減っても総支払額は下がるので、割引は使ったほうが得です。

私は給付金で失敗した経験があるので、よければこちらも。
👉 【税理士試験】私は教育訓練給付金をもらえなかったけど、めっちゃ簡単なので絶対に利用した方がいい。

② 割引制度(2027年受験対策・9月開講)

制度内容対象・期間
複数科目セット10%OFF9月開講の対象コースを2科目以上同時申込。2027年6月30日まで
継続割引5%OFF2026年受験対策を受講した人。Mobile-O-haraで第76回の受験地・受験番号を登録。2026年8月1日~9月6日
大原受講生割引3%OFF過去に一般価格20,000円以上の大原講座を受講した人
税理士入門 無料キャンペーン税理士入門が0円簿記論・財務諸表論の対象コースを一括払込で申込。2026年7月1日~9月6日
時間の達人Webフォロー9,800円(通常30,000円)2026年7月1日~9月30日

併用ルール

  • 継続割引・大原受講生割引は、他の割引やキャンペーン価格とは併用不可
  • 複数科目セットは、継続割引・大原受講生割引と併用可
  • 給付金は割引後に実際に支払った金額が計算のベースです。ただし「割引を使うと給付金が減るから損」ということはなく、割引を全部使ってから給付金を申請するのが最安になります

③ 資格フェス2026.夏(8/1~9/30)

大原が無料ウェビナー「資格フェス.夏」を開催中です。予約不要・参加無料で、視聴後にアンケートに答えると入学金6,000円OFFクーポンと受講料5%OFFクーポンがもらえます(有効期限2026年10月15日/インターネット申込限定)。

税理士向けには「今すぐスタート!今から始める税理士学習プラン」が配信中。8月22日には現役税理士のゲストトーク、8月4日にはオハライブ紹介ウェビナーもあります。

※この5%OFFクーポンは、期間限定キャンペーンや他の割引制度とは併用できません。どの割引が最も安くなるかは、受講料一覧で計算してから申し込むのが確実です。

さらに費用を抑えたい方は、ポイントサイト経由という方法もあります。
👉 【税理士試験】ポイントサイトセルフバックを利用して受講料を安くする方法


▶ 最新の受講料・割引を公式サイトで確認する

7. 迷っている方へ|3つの分かれ道

A. 理論を口に出して覚えるタイプ/質問できる環境がほしい → 大原

私が消費税法で助けられたのはこの部分でした。給付金と複数科目セット割引を組み合わせれば、実質負担はかなり下げられます。

B. 条文の構造から理解したい/答練の解説を読み込みたい → TAC

解説の丁寧さと1科目無料再受講制度は、複数年前提だと効いてきます。詳しくはこちらの記事に書いています。

▶ TAC税理士講座の資料を請求する(無料)

C. まず10万円以内で試したい/自己管理は得意 → スタディング

簿財2科目59,800円~は圧倒的です。ただし紙教材は別売、質問はチケット制、自習室なし。無料お試し登録で講義を見てから決めるのが確実だと思います。

D. 通年は独学/低価格講座で、直前期だけ大手を使う

私が簿記論・財務諸表論でとったのはこの形です。私はTAC出版の「みんなが欲しかった!税理士」シリーズで基礎を入れて、直前期に答練・模試を大手予備校のもので補いました。特に会計科目は市販教材が充実しているので、答練と模試だけ大手予備校のものを使うという組み方は現実的だと思います。ただし、質問できる相手がいない前提になるので、そこを許容できるかは事前に考えておいたほうが良さそうです。

そして直前期は、AかBかではなく「両方」というのが、私の実感です。


まとめ

長々と書きましたが、結論としては、大原もTACも本当に良い予備校で、あとは相性とお財布の問題だと思っています。

私は簿記論と財務諸表論を独学で進めて、直前期だけTACに頼りました。消費税法は大原で受講して、理論の覚えやすさに助けられました。一方で、答練の解説の丁寧さはTACのほうが好きでした。どちらか一方が正解ということはなく、通年は自分に合うほうを選び、直前期は両方のいいところを取りに行くのが、いまのところ私なりのベストです。

私もまだ受験生で、えらそうに語れる立場ではありません。ただ、予備校選びで迷って時間を使ってしまうのは私も経験したので、この記事がその時間を少しでも短くできれば嬉しいです。

お互い、次の一年がんばりましょう。


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※本記事の金額・キャンペーン情報は2026年8月1日時点で公式サイトを確認したものです。内容は予告なく変更される場合がありますので、お申し込み前に必ず公式サイトでご確認ください。
※私は簿記論・財務諸表論・消費税法の合格者であり、税理士ではありません。学習方法については個人の経験に基づく感想です。

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